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有朋丸 沖縄東海ヨットレースチャレンジキャンペーン顛末記(1)

「きっかけ〜準備編」

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今年の「沖縄東海ヨットレース」に参加された有朋丸の中村淳氏に、大変厳しい外洋レースに参加されて、その経緯や今後参加される方のためにアドバイスなど伝えたいことを記事にして欲しいとお願いしましたところご快諾いただきました。力作を全3部作でお届けします。では「キッカケから準備編」をお楽しみ下さい。(^^)/

(OHYC広報部)

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【きっかけ~準備】

私たち 有朋丸Ⅱは、ご縁あって昨年このBeneteau34.7を譲り受け、 この新しい船での可能性にワクワクするものを感じ、今まで以上に様々なレースに挑戦するようになった。

関空一周レース、舵杯ヨットレース、神戸まつりヨットレース、淡輪マリンフェスティバル、紀伊水道レース、お盆の牟岐大島クルージング、大阪湾ダブルハンドヨットレース、シマセイキカップヨットレース、もちろんOHYC年間PointRace。これらが今の有朋丸チームとしての原点だ。

そしてそんな中 一昨年、CALIPSO艇が勇敢にもダブルハンドで前回の沖縄東海ヨットレースに参加し完走した。なんだかすごいなぁと思うと共に、ただ漠然と 太平洋を帆走る外洋レースって、究極の憧れやなぁ、と思うようになっていた。

最初は、遠い先のこと、または軽い冗談として夢を話していた。昨年の天神祭ヨットレースのアフターパーティーでは、相談した大先輩に「ええやん、行けや!儂も乗せろ。」と大いに背中を押していただいた。そしてだんだんとその気になってきて調査や準備にとりかかり始めている自分がいた。 でも、シマセイキカップの前夜祭で相談した別の大先輩方からは、「今からじゃ間に合わない。」 「まずは、パールとか出てから。」などなどの至極真っ当なお言葉を頂き本当にそうだと思った。

しかしクルーの方は、だんだんとその気になってきていて、絶対に行きたい! との気持ちがすごく伝わってくる。年末近くになってからは、私もいよいよ本気でプロジェクトを起ち上げ、明確に「沖縄東海ヨットレースのスタート」を目指して、超特急で準備作業を始めた。

まずはチャレンジチームの組織化から、チームの目的、責任の所在や役割分担や費用負担などを決めた参加要項を作り仲間の結束を固めて、我が社の会議室に集まりみんなで「せなあかんことリスト」作りから始めた。もちろん全員参加のみんなで!出来ることを出来るだけ手伝うという不文律の元、年内は艇の整備に、年始から2月中旬までで、200マイル無寄港帆走練習を含む航海練習。それも超寒気団が来ている時に室戸岬沖を目指すなど、今までだったら絶対やらないようなことばかり。でもこれでメンバー同士の航海における役割分担や精神的絆が積み上げられていったんだと思う。

2月の下旬からは、マストを抜いて艇の本格的整備。航海計器の取り付け、スターンパルピットの拡張にドジャーの新設、エンジン整備、さらにハル延長工事。艇の整備の日には、食事担当サポートメンバーが昼食を作ってくれた。

船舶検査を限定沿海から沿海へ変えて沖縄への回航、帰路レースでは臨時航行区域変更で近海へ、さらにさらにIRCのノーマルとLHの変更 更新申請、JSAF外洋帆走規定 カテゴリー3、レース特別規定、上級救急救命士講習会、衛星電話の手配と保険引受業者手配などなど多くの方々に支えられながらいよいよ回航のスタートを迎えるのだった。

回航編につづく

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