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有朋丸 沖縄東海ヨットレースチャレンジキャンペーン顛末記(2)

「回航編」

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今年の「沖縄東海ヨットレース」に参加された有朋丸の中村淳氏に、大変厳しい外洋レースに参加されて、その経緯や今後参加される方のためにアドバイスなど伝えたいことを記事にして欲しいとお願いしましたところご快諾いただきました。

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力作を全3部作でお届けします。ではエピソード2「回航編」をお楽しみ下さい。(^^)/

(OHYC広報部)

3月19日10時 新西宮ヨットハーバーを出航。和歌山沖では、夕陽を見ながら差し入れの美味しい夕食。ここまでは良かった。。。

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室戸岬を回ると土佐湾の荒波が行く手を阻んだ。もう少し北上したかったのだがぎりぎり走れる方向は真西!エンジンをかけてもだ。バウを不規則な波が叩く、斜め後ろからも波がやってくる、しかもたまに大きな奴がやってくると、キャビンでは誰かが吹っ飛んでいる。

昼過ぎには到着するはずの土佐清水だったが、ホンダワラにもやられて夕焼けが迫り来る中でも足摺岬がなかなか近づかない。「到着すれば風呂入って酒飲んで爆睡!」のためにみんなで必死の操船。土佐清水に入ったのは日没後の薄明かりがぎりぎり残るころ。舫いを取っているとすぐに真っ暗になった。もちろんすぐに「風呂入って酒飲んで爆睡!」

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夜中1時半には、また出航。真っ暗闇に荒れる豊後水道、延岡を目指す。。。九州東岸について南下始めるころには夜も明けてしかも嘘のような快晴に平水面。宮崎サンマリーナからのお迎えを待って、この日は宮崎で、風呂入ってホテルの豪華な夕食&酒飲んで爆睡!


夜明けとともに宮崎サンマリーナを出港。昨日の船がまた沖までお見送りをしてくれた...ばかりか宿まで車で迎えに来てくれてマリーナまで送迎してくれた。本当に物凄くありがたい。風はあり波もそこそこでも斜め後ろからの風向。快調に機帆走!美味しいご飯にきれいな海!

黒潮の海流の助けもあってか夜が明けきらないうちに屋久島宮之浦の灯台が見えてきた。一旦宮之浦港に入れて仮眠の後、安房港へ。屋久島の滞在時間は丸一日、屋久島では港での水と燃料、宿泊先と酒蔵見学、車まで貸していただき、縄文杉見物も!お宿では久々に洗濯も出来てゆっくり休んで英気を養った。翌朝お世話になった方々のお見送りを受けながら早朝に出航。

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さらに快調なヨットの旅は、食当の美味しいご飯と斜め後ろからの風。ジェネカーランでは、エンジンをかけてもかけなくても対地速度は変わらず。最高な南の島のクルージングで目指すは奄美大島。ここもワンオーバーナイトで夜が明ける前に到着。いろいろあって、名瀬港には昼前に接岸。ここでも水と燃料の手配などに大いにお世話になった。その後焼き肉を食べに行き、奄美大島の文化を勉強しに博物館へ、夕方は強風の中釣りをしたが坊主。冷たい強風に明日の趣向を危ぶみながらも風呂入って居酒屋のパターン。迷った末、風向が後ろからなので早朝出航することにした。

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奄美大島の西側を南下、ここからはひっきりなしに次の島が見える、奄美大島の南端、加計呂麻間島を過ぎると、徳之島が見えてきてDOCOMOなら電波が入ったり、次に沖永良部島、さらに与論島、反対側に伊平屋島、伊是名島が見えるころには、沖縄本島の北部に差し掛かってる。

与論の手前で日が暮れて、真っ暗な中伊江水道を抜けて残波岬を回りこんで宜野湾に入るころにやっと空が白んできた。ここで初めてファイティングフラッグを掲げて、回航のゴール、宜野湾マリーナに入港した。

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レース編につづく・・

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